ブログ新橋店

2018.9.12

ビワの産地や特徴

ビワ

皆さんはビワを食べたことはありますか。ビワは11月頃から徐々に花が咲き始め、3月の終わりから4月に収穫されます楽器の琵琶に似た形で小ぶりの実は、齧ると優しい甘さでホッとします。本日は、ビワについておはなしさせていただきたいとおもいます。ビワ

 

ビワの特徴

まずはビワ(枇杷)とはどのような果物なのかについてご説明します。元々中国南西部で栽培されていたものが日本に渡来してきました。現在は日本では四国や九州など暖かい地方で自生しており、果樹園にて栽培されています。樹の高さは10mくらいあり、葉は一枚一枚大きめで、濃い緑色で、表面に産毛があります。葉に隠されているように楽器の琵琶に似た形の橙色の果実が実っています。日本でビワは枇杷と書き、中国でも同じ漢字が使われます。日本にビワが持ち込まれたのは古代とされており、ビワは日本以外にインドなどにも広まりました。琵琶を使った療法も生まれたほど、ビワは浸透しています。中国からハワイに行った移民がハワイにビワを持ち込み、日本からはイスラエルやブラジルなどにも広がりました。他にも栽培されている場所は多く、ギリシャやトルコ、アフリカ北部、イタリア南部など様々な場所で栽培されています。

 

ビワの栽培

ビワの木

ビワは発芽しやすく成長が早いので、種を蒔いて観葉植物として置くこともできます。剪定をして小さめの木にすると室内に適して、おすすめです。しかし実をつけさせるには年月が必要で、約7~8年かかります。一本の木があれば実を作ることができるので、混植などの必要性はありません。こういう種類を自家結実性というそうです。増やす場合には挿し木か接木が可能です。剪定に適した季節は9月で、開花は11月~2月頃、実を3月の終わり~4月の初めにつけます。ゾウムシが付きやすく、果実を食べられてしまうため、気を付けないといけないようです。

次に、日本の品種について少し触れてみたいと思います。日本には江戸時代の終わりに導入され、茂木や田中など品種がいくつかあります。現在栽培されている品種は多く、大房、瑞穂、クイーン長崎(福原)、白茂木、麗月、陽玉、涼風、長生早生、室戸早生、森尾早生、長崎早生、楠、なつたよりなど様々です。2006年には希房という名前の種なしのビワが商品登録されました。自生の木もありますが、自生の木の実は種が大きくて、食べられるところがほとんどないため、果実としての価値はあまりないようです。

続いて産地について少し詳しく触れていきましょう。日本では約3,000トン前後のビワの実が収穫されています。長崎県、千葉県、和歌山県、香川県、愛媛県、鹿児島県など暖かい地方で栽培されており、中でも長崎県は収穫量の3分の1を占めるほど多くのビワが収穫されています

近年では様々な果物が手に入るようになったことや、ビワ自体が種を取り出さないといけないなどの食べにくさから、需要が低くなっています。加えて農家の高齢化や収穫が天候の影響を受けて安定しないなどの供給の問題から、収穫量が減っており、2003年には9000トンを超えていた収穫高が、2012年には3000トン強と減ってしまっています。ビニールハウスを使った栽培などを試みて収穫量を安定させるなどの試みがなされています。

 

食用としての特徴

 

ビワの果実は、咳を鎮めたり、嘔吐を抑制させるなどの効果があるそうです。前述したように種があるため過食率は70%ほどで、バナナと同じくらいです。生食の外にゼリーやジャムなどにも加工されています。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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