ブログ新橋店

2020.12.22

正月の祝酒「お屠蘇」

お屠蘇について

祝酒としてお正月に飲む「お屠蘇」。このお屠蘇にはどんな意味や由来があるのか、みなさまご存知でしょうか?
本日は「お屠蘇」についてお話しをさせていただきたいと思います。

お屠蘇の意味

お屠蘇について お屠蘇は酒やみりんに5〜10種類の生薬を漬け込んだ薬草酒のことであり、一年間の邪気を祓い長寿を願って飲む祝酒です。
”お屠蘇”の「屠」は邪気を祓うという意味があり、「蘇」は邪気を祓い正気を蘇生させるという意味であると言われています。
このお屠蘇はよくお正月にいただきますが、もともとは中国で始まった習慣であり平安時代に日本へ伝わってきたといいます。始めは宮中正月行事の一つとされていましたが、江戸時代に入ってからは一般庶民にも広まっていったそうです。

日本酒やみりんにはブドウ糖や必須アミノ酸などの栄養素を含んでおり、生薬とアルコールが加わることで血行促進などの効果が期待できます。効能は配合されている生薬によって変わるので知れば知るほど奥深いお酒なのです。

お屠蘇の生薬について

お屠蘇の生薬について お屠蘇を作る際に使う薬草のことを”屠蘇散(とそさん)”や”屠蘇延命散(とそえんめいさん」)”といい、一般的によく用いられている生薬は白朮(ビャクジュツ)・山椒(サンショウ)・桔梗(キキョウ)・防風(ボウフウ)・肉桂(ニッケイ)などがあげられます。

山椒は香辛料としておなじみですが、実は胃を健やかに整える作用を持っている生薬なのです。なのでお正月の食べ過ぎや飲み過ぎにぴったりの生薬だと言えます。また秋の七草として知られる桔梗には鎮静・鎮痛作用がありお屠蘇に入る材料として定番の生薬となっています。
このほか、キク科食物の根である白朮には健胃作用利尿作用があり、セリ科の多年草である防風は発汗や解熱作用、抗炎症作用などがあります。無病長寿を願う祝酒だけあり健康に良い材料が含まれていることが分かりますね。

スーパーなので屠蘇散を手に入れることができれば手軽に作ることができるので、是非自分好みのお屠蘇を作ってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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