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2018.9.12

福寿草のご紹介

福寿草

三寒四温の季節、皆様におからましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。福寿草というお花をご存知ですか。2~3月頃に可愛らしい黄色い花を咲かせる福寿草は根に強い毒性を持つ危険な植物でもあります新春をお祝いする福寿の名がついていて、家などに飾るには可愛らしく素敵な植物です。

本日は、福寿草についてお話させていただきたいと思います。福寿草

 

福寿草とは

 

福寿草(フクジュソウ)は1月1日の誕生花とされており、キンポウゲ科の多年草で毒草です。別名元日草(ガンジツソウ)や朔日草(ツイタチソウ)とも言います。食べると致死の可能性もある毒草ですので、そのことについては後程ご説明します。

日本では北海道から九州と全国的に分布しており、山林などで見ることができます。春先に3~4㎝の可愛らしい黄色い花を咲かせます。小さな株の状態だと、短い茎に花がつくだけですが、次第に茎や葉が成長して伸び、いくつもの可愛らしい花を咲かせるようになります。この花は太陽の光の多さで花弁が開いたり閉じたりします。日中の日航の当たる時は開き、日が落ちると閉じる習性があるのですが、これは虫を集めるために太陽の熱を花弁の開閉で花の中心に集めるためだそうです。福寿草はスプリング・エフェメラルで、夏になると地面より上に出ている部分は枯れてしまいます。スプリング・エフェメラルとは春先に花を咲かせると、夏まで光合成をおこなって養分を蓄積し、その後はまた春が訪れるまで地下で過ごす植物のことを言います。

根っこはまっすぐで太く、ゴボウのようなものを多く持っています。福寿草は春周辺の季節にしか姿を現さないため、新春を祝うという意味でこの名前が付けられているそうです。江戸時代から古典園芸に用いられており、園芸品種も沢山作られています。咲く花は黄色がもっとも多いですが、緋色や緑色の花をつける品種も存在します。名前がめでたいこともあり、お正月には他の花と寄せ植えをした鉢も販売されています。花言葉が祝福、思い出、永久の幸福などである点からも年の初めに手元に置くに向いているお花とも言えます。福寿草は根をしっかり張る植物のため、寄せ鉢があまり小さいと、根をかなり切り詰めてしまっているので、花が咲いた後に弱って、育たないこともあるようです。その次の年にも花を咲かせるために購入するのなら、寄せ鉢が大きめのものを選ぶ方が良いかもしれません。

 

 

福寿草の危険性

福寿草 つぼみ

新春にふさわしい福寿草は、春の訪れを告げてくれる縁起の良い花として昔から重宝されています。可愛らしい花は人の目を引き、見ている人々を楽しませてくれます。根っこには利尿作用や強心作用があるので民間薬として用いられることもあります。

一方で副作用が強いので素人が利用するのは大変危険です。薬効と副作用は同じ成分によるもので、アドニンというもだとされています。他にもシマリンという成分も検出されており、こちらの毒性もかなり強いようです。

福寿草は毒草ともいえるほど毒性が強い花なので、そのことについて少しふれておきます。強心作用があると前述しましたが、これが強すぎることが危険な理由とも言えます。漢方薬で強心作用のある薬を作りたいときにジギタリスの代わりに用いられることもあるそうですが、容量に細心の注意が必要です。少しでも容量を間違えると心臓マヒを起こして亡くなることもあります。危険度が高いことが理由で毒草とされているのです。そのくらいの強さかというと、福寿草の致死量は0.7mg/kgです。例えば体重50kgの人なら35mg、60kgなら42mgで死に至るという恐ろしい力を持っています。

食さなければ良いのですが、福寿草の怖いところはフキノトウに似ていることです。福寿草を食べてしまう例は、2~3月に山菜を採りに山に入り、フキノトウと間違えて収穫してきて食べてしまうことが多いです。花が咲く前のまだ芽が出たところは大変フキノトウに似ています。山菜を摘みに行く際は専門の人と一緒に行くか、確実に知っている山菜だけを摘むことをお勧めします。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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