ブログ新橋店
2017.3.4
恵方巻ってどういうもの?

節分と言わば何を思い浮かべますか。節分には豆まきの外に最近では恵方巻が有名になってきました。恵方巻がどのように広まったのか、どうやって食べるのかなど皆さんはご存知ですか。本日は節分に食べる恵方巻についてお話ししていきたいと思います。
恵方巻とは
恵方巻とは節分の時に食べる太巻きのお寿司のことで、毎年変わる恵方をむいて食べると縁起が良いとされています。これは元々大阪を中心とした一部の地域にあった節分の巻き寿司や丸かぶり寿司と言われたものをセブンイレブンが1998年に商品化し全国販売したことがきっかけで2000年以降全国に広まったようです。呼び方は他にもあり招福巻や幸運巻寿司などとも言われています。
恵方巻がどのようにしてできたかは諸説あり、はっきりしたことはわからないようです。一部紹介します。
江戸時代末期に大阪で商売繁盛と厄払いをするために、商人たちが幸運巻寿司と言って立春の前日である節分に食べ始めたという説や、江戸時代末期から明治時代の初めにかけて、商売繁盛の祈願を行いその際に食べられた説や1800年代に大阪で開かれた節分の会に、お寿司を切る手間を省くために一本丸かぶりをしたという説など様々です。
恵方巻の具材
続いて伝統的な恵方巻についてご紹介します。今でこそ海鮮巻きやカツを巻いたものなど様々な恵方巻がありますが、本来の恵方巻は7種類の具材で作られています。7という数は七福神にちなんでいて、商売繁盛や無病息災を願うという意味があります。また、他の解釈では太巻きを鬼の金棒に見立て、鬼退治とする説もあるようです。
7種類の具材は決められてはいませんが、キュウリに伊達巻、桜デンプン、かんぴょう、甘く煮たシイタケ、ウナギ、お漬物などが入っているのが一般的です。その他では高野豆腐や三つ葉、生姜やニンジンなどを入れることもあります。
近年、特に2000年以降はイクラやまぐろ、サーモンやエビなどを中心とした海鮮恵方巻が主流となっているようです。中身の種類も7種類ではなく、少なかったり多かったりと形は変わってきているようです。
恵方巻の食べ方
それでは最後に恵方巻の食べ方についてご紹介します。ご利益が得られる正しい食べ方を知りたいですよね。
まず大事なのはその年の恵方の方を向き、恵方巻を食べます。恵方とは神様がいらっしゃる方向のことで、神様の方をだけを向いて恵方巻を食べるのだそうです。よそ見をすると、ご利益がなくなってしまうと言われています。
次に恵方巻を食べるときは必ず黙って食べてください。黙って食べきらないと、これもご利益がなくなってしまうそうです。ですので、ご家族で恵方巻を食べられるときはみんなで同時に食べる方がいいかもしれません。
三つめは恵方巻は切り分けずに一本丸ごと食べるということです。切っていない一本の太巻きにがぶっと食べ始め、すべて食べ終わるまで休まずに食べきります。食べきるまでは恵方を向いたまま一気に食べてくださいね。お子様には恵方巻は太くて食べにくいと思いますので、子供用のを作ってあげると良いかもしれません。
節分と言わば豆まきがメインでしたが、近年は恵方巻を食べることもイベントとして根付いています。家族の無病息災を祈りながら楽しい節分を過ごしてくださいね。
さて、当店ではすき焼きやしゃぶしゃぶをはじめ、旬の食材を使った料理を多数ご用意しております。是非当店の料理を大切な人とお召し上がりになりながら団欒していただけたらと思います。
皆様のご来店心よりお待ちしております。