ブログ新橋店

2017.1.28

一月の行事と商売について

時下ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素より当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

さて本日は、一月の行事について改めてご紹介させていただきたいと思います。

1月の行事は何がある?

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元旦

まずは元日ですね。元日はもちろん1月1日で、その年の始まりを祝う日です。「元旦」は元日の朝を指す言葉であり、昼からは元旦とは言いません。意外とご存じない方も多いかと思います。

書初め

次は、書き初めについてですが一般的に書初めは1月2日に行います。新年を迎え初めて毛筆で新年の抱負や目標をしたためるものですね。書初めの起こりは、恵方に向かいおめでたい言葉や詩歌をかいたのが始まりだそうです。元々は宮中の儀式的なものでしたが江戸時代の寺子屋、明治以降の学校でも習うようになり一般家庭にも広く普及していきました。

近年では一般家庭で行うところは少なくなってきてしまいましたが、新年にふさわしい行事だと思いますので皆さんも来年以降習慣づけてみてはいかがでしょうか。

 

小寒

ここで、行事ではありませんが小寒についてご紹介させていただきます。小寒とは1月5日頃および大寒までの期間を言います。冬至から約15日頃、つまり冬至と大寒の間のことで、いわゆる寒さが厳しくなるという意味の「寒の入り」を意味しています。この小寒から節分までの期間を「寒の内」と言いまして、寒風と降雪が激しい時節でここからが冬本番という目安にもなります。ちなみに、この小寒から寒中見舞いを出しますね。

 

七草

続いての行事は1月7日、いわゆる七草の節句です。この日に七草がゆを食べるのはみなさんご存知ですよね。この風習は古代の中国から伝えられたもので七日の日に七草が入ったおかゆを食べてその年の無病息災を祈願したものです。昔は宮中だけの儀式でしたが江戸時代には一般家庭にも広く普及し江戸幕府公式の行事にまでなりました。七草とはせり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろのことを言います。

 

成人の日

それから1月9日は成人の日ですよね。この日は祝日にもなっているほど大事な日です。大人になったことを自覚し自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日です。近年では荒れる成人式と話題になったりもしていますが成人の日にはこのような深い意味が込められているのです。是非この意味をこれから成人式を迎える方々に知ってもらいたいなと思いますね。

 

商売と1月の行事

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十日戒

商売をする方には非常に大切な行事が十日戎です。これは年の初めに商売繁盛を祈願するお祭りです。全国にあるえびす神社で行われ、特に関西方面に馴染みがあるお祭りですね。「商売繁盛、笹持ってこい」という掛け声とお囃子の中、宝物のついた縁起物の笹を授かります。

小正月

続いては小正月です。元日は大正月というのに対して1月15日を小正月と言います。また、お正月に忙しく働いた女性を労う意味も込められており、女正月とも呼ばれることがあります。大正月は先祖様や年神様をお迎えする行事ですが、小正月は家庭的な行事を行うものとして大切な節目とされてきました。小正月には餅花を飾ります。また、この日の朝には小豆粥を作り無病息災と五穀豊穣を祈りながら食べる風習があります。そしてこの日はどんど焼きと言って、神社で正月飾りや古いお札などを燃やす行事もあります。

 

とても駆け足でのご紹介になってしまいましたが、日本の1月には大切な行事が数多くあります。昔から家族の無病息災や、商人は商売繁盛、農家の方は五穀豊穣とその1年を豊かに暮らせるようにと願いを込めてきたのです。その文化は現在でも脈々と受け継がれてきており、これから先も続けられて行くでしょう。

何かと簡略化されている今の時代において、私たちがすべきことはこうした昔ながらの行事を後世に正確に伝えていくことだと思います。

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